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美しい女は早季子から特段の要望がないと見てとったのか、予め用意していたと思われる御盆をベッドの上に置き、簡易の台に仕立てて飲み物の準備を始める。
ものの数分で芳しい匂いが早季子の鼻腔に届く。
「香茶です。御声が出し辛いかと存じますので、喉を潤しください」
耳に心地よい声でそう言いながら、女は小さな杯を勧めてくる。
声が出し辛いことは早季子自身も認めていた事なので、言われるがままに杯を手に取り、薄金色の液体を喉に注げば、素晴らしい香りと心地よい温度の液体が乾ききった咥内に広がった。
「美味しい・・・」
思わずそう口にすると、女は空になった杯に再び茶を注ぐ。二杯目も飲み干した所で、ようやく早季子はこの女が誰であるのか己が知らぬ事に気付く。
「御馳走様でした。あなたは一体どなたでしょうか?」
「御身のお世話を仰せつかった者にございます」
茶の礼に続けて、率直に女に誰何してみたが、女の形良い口から返ってきた言葉は早季子が望んだものとは程遠いものである。仮にここが病院であれば看護師かと思う事も出来たのであろうが、部屋の様子、裾を引きずる女の衣装から考えてもその可能性は低い。
もしや、誰かの私邸に迎えられているのではなかろうかという考えが早季子の頭をもたげた。
「ここは何方かの御宅でしょうか?」
一瞬女の顔に感情が過った様な気がしたが、それもすぐかき消え、鈴のような声で女が繰り返す。
「後ほど、ご説明を差し上げましょう」








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何の変鉄もない目覚めだった。敢えて例えるなら、深夜まで友人達と飲み騒いで鈍い痛みに促されるかのような土曜日の目覚めではなく、十二分の休息を得た脳が元々備わったバイオリズムに従い柔らかな陽光に誘われたような心地好い日曜日の目覚めだった。
いつも通りに上半身をベッド上起こして小さく欠伸をしてから、ふと自身の周囲の違和感に気付く。
ここは何処だろう?
得体の知れない不安に襲われ、思わず己の体を見おろしかき抱く。そして、川沿いの道で己が遭遇した出来事を思い出す。着衣をめくりあげ胸部から腹部にかけてを確かめるが、そのようなことをせずとも痛み一つないその場所に傷など存在しないことは知れていた。
「病院…?」
そう呟いてから声ほとんど出ない事に気付いた。生まれてはじめて鳴く鳥の雛にでもなったような気さえする。
声帯同様にあまり力が入らない手足を使いベッドの際に寄り床に足をついた。上部から垂らされ紗のような薄い布地を手で掻き分け顔を出すとそこには予想通り見たことのない部屋が広がっていた。
何処、と声を発するよりも早く側に控えていたと思われる女が近寄ってきた。その女の顔が驚くほどに美しいこと早季子は思わず見つめてしまう。
「御気分は宜しゅうございましょうか」
声も美しい。思わず返事を躊躇いそうになったが何とか言葉返す。
「はい」
「何かお望みのものが御座いますればお申し付けくださいませ」
「…此処は何処でしょうか」
「後程、ご説明させて頂きましょう」
なんか面白いのがあったので、遊んでみました。

エドアルド



フェルス



エリーナ



マリア


こちらのアバター作成サイト様にお世話になりました。



…エドアルドがちょっと女女しい笑。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます


昨年の暮に帰国いたしました。


んじゃぁ、バリバリこちらを更新できる状況にあるかと問われればNOです。
そんなに人生は甘くない。(大げさな笑)


何をやってるかと言われれば、卒論です。
私の学部は卒業要件として卒論が必須ではないのですが、一応四年間の集大成として仕上げようかなぁと思いまして。

ひたすら資料を読み続けていると軽く発狂しそうになります。
現在でも嫌になるくらいの資料が目の前に山積みなのに、これでも全体の1/4以下の量だなんて信じたくないです。
本当に。


とまぁぐだぐだな感じですが、今年もよろしくお付き合いくださいませ。
最近、StingのShape of my heartが頭の中で回って止まりません。




……短いよー?
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